スケーラビリティにおいて大事な要素としてインクリメンタルにスケールアウトできる点があります。例えば、パーティショニングによるスケーラビリティの向上で紹介したシャーディングのようなパーティショニングのアプローチでは、あらかじめシャード数を固定する必要があり、後からノードを追加すると全データを再分割する大規模なリバランスが発生してしまいます。ここではその問題点を解決する手法について解説します。
Consistent Hashing(コンシステントハッシュ法)
Consistent Hashingの一番の利点は最小限のデータ移動でスケールを維持できる点が大きな利点であり、柔軟なスケーラビリティを実現できるパーティショニング戦略として有効な手段です。