データベースのパーティショニング(分割)することで大量のリクエストとデータに対してスケーラビリティを向上させる方法について話します。データベースのパーティショニングの利用箇所は数多くあり、それこそRDB、NoSQL、メッセージキュー、インメモリデータベースまで多岐にわたるます。いずれもパーティションキー(分割キー)による、データを分散することを目的としています。
パーティショニングで何故スケーラビリティが向上するのか?
パーティショニングがスケーラビリティを向上させる理由は、システムのボトルネックを分散させることにあります。単一のデータベースサーバーには物理的な制約があり、CPU処理能力、メモリ容量、ディスクI/O、ネットワーク帯域幅すべてに上限が存在します。これらの制約により、リクエスト数やデータ量が増加するとパフォーマンスが低下し、最終的にはサービスの停止につながる可能性があります。