InterviewCat

ソフトウェアエンジニアにとって面接とは退屈な事です。面接という数時間で人を評価するプロセスの準備に自分の時間を使うのは勿体ないと感じる人はいるでしょう。しかしGAFAを始めとする中央値年収1000万円を超えるような高給テック企業（Google、Amazon、Indeed、Mercari、Woven by Toyota、PayPay、SmartNews等）は難関な面接プロセスを用意しているので、入社する事は簡単ではありません。ただ難しいだけでなくこれらテック企業の面接は典型的な日系企業が行っている面接とはまるで異なっています。私はSIerなどの日系企業も何社か受けた経験がありますが、基本面接ではレジュメに書いてある経験を語り、その質問に受け答えしていけば内定が出るような仕組みを取っている企業が多いです。そこにホワイトボードのコーディング面接もなければ、システムデザイン、技術のドメイン知識を問うような問題もありません。まずその違いを認識しなければ、面接に呼ばれて面喰らい自信を失う結果になる事は珍しい事ではありません。

これらの面接はいわば試験に近い部分があります。皆さんは勉強せずに志望校に受かるでしょうか？資格を取れるでしょうか？そうではありませんよね。面接も同じなのです。受かりたければ面接のための勉強をしましょう。また気をつけるべき点としては試験とはいえこれはペーパーテストではないという事です。黙って問題に取り組むのだけは止めましょう。普段の仕事の同僚と会話する時のようなコミュニケーションを取る事が求められています。

話は変わります。難関なテック企業は面接により優秀なエンジニアを採用することを目的にしていますが、優秀ではないエンジニアを誤って採用しない事も重要視しています。False Negativesは残念ながら許容されているのです。テック企業が試験のような選考プロセスを用意しているのも足切りしたい要素があるのではないかとサカモトは考えています。試験である以上対策していなければならないわけです。そこで大事な事として「面接で落ちる事 ≠ あなたが使えないエンジニア」は皆さんに強く覚えておいて欲しい事です。面接で落ちた時や上手くアピールできなかった時に恥ずかしい気持ちになったり、自分を否定された気持ちになる事もあるでしょう。この時は相手が自分の良い所を引き出せなかったくらいに考えるべきだと思います。もちろん対策をしなくとも何回受けても再現性高く有名企業に受かるようなエンジニアもいますが、それは一部のとんでなく優秀な方である事は理解しましょう。我々は凡人である。まずその事を理解し、凡人は凡人なりの戦い方で有名テック企業の面接に臨んでいきましょう。

テック企業の中途採用の面接では典型的な例では半年間空ければ同じロールに再応募しても良いと言われています。ByteDanceの公式FAQを見てもそれは明らかです。Quroaでの投稿ではAmazonの面接に8回失敗したが、9回目にオファーを貰った例も書かれています。これはあくまで極端な例ですが、一度失敗したからといって諦めるのは勿体ない事が分かるかと思います。また会社によっては別のポジションなら応募してもよいという決まりの会社も存在します。例えば、Woven by Toyotaは一度落ちても違うポジションに応募することができます。

ここまでは前置きになりましたが、InterviewCatにはこれまで著者たちが経験・調査したテック企業の面接に関する情報が集められています。退屈で時には理不尽と感じる面接ですが、この本に書いてある事を実践し、False Negativesが発生しようとも準備をして試行回数を増やしていけば、目標の企業にたどり着く事が出来ると我々は信じています。

最後にこのプラットフォームは有名テック企業に入社する事をゴールにおく内容になっていますが、皆さんに入社ゴールを目指してもらいたいわけではありません。私の願いは世界中の優秀エンジニアと一緒に仕事をする経験、有名テック企業の開発プロセスを学び、世界中で使われるプロダクト開発を経験して、お金を稼ぎ、個人の人生に余裕が出てきた後に、そこで学んだ事や経験を色々な形で世の中に還元してくれる事を望んでいます。

また、こちらのコンテンツは様々な良質なソースを元に書かれています。これらのソースは日本の事情に合わない場合もあるので、我々がローカライズする事で日本のエンジニアの皆さんに適切な情報を提供することができればと考えています。

誰へ向けたものか？

InterviewCatは次の方に向けてデザインされています

3ヶ月から半年の間で準備をしてテック企業への就職を目指す方

近い将来のテック企業に就職し、年収を上げたい方

外資などのテック企業の面接に関する情報がない方

どのように面接対策をすれば良いか分からない方

一問一答の技術質問の問題集を取り組みたい方

外資の面接に臨む上での英語に関する情報を知りたい方

読むべきではない方

未経験でのエンジニア就職に苦労する方（まだこれを読むのは早いです）

既に外資の面接プロセスを熟知しており何をすれば面接に受かるのか分かっている方

購入者特典

購入者の中でTwitterにInterviewCatのURL（https://interviewcat.dev/）を添えてレビューコメントをして頂いた場合に次をプレゼント致します。ツイートした方は @sakamoto_582か @gaijineersにDMして下さい。念のためTwitterの有料パートナーシップに関するポリシーにそって #ad をつける事をオススメします。

サポートDiscordへのご招待（オファーレター閲覧、無料レジュメレビュー等）

サンプル英文レジュメ3つ（Full-Stack/Backend/SRE Engineer/~~Frontend（準備中）~~）

各章の説明

第一章ではイントロダクションとして私がInterviewCatを始めた背景、日本のエンジニアの給与、テック企業の面接プロセスについて説明します。

第二章では面接に辿り着くまでにやるべきこと（求人探し、レジュメの書き方、リファラル、各企業の面接プロセス）を説明します。面接に辿り着つかなければ何も始まらないので決して軽視してよい所ではありません。

第三章では各面接スタイルへの対策について説明します。コーディング面接へはどのように望むべきか？システムデザイン面接ではどのような時間配分を行えば良いか？行動面接への心構えなどについて語ります。

第四章では英語面接に関する話をします。外資のソフトウェアエンジニア職を受けるにはほぼ必須と言って良いでしょう。どの英語レベルに到達すべきか？そもそも英語の勉強方法は？コーディング面接でよく使用される英語表現とは？エンジニアの英語面接に関して書かれている本は他にはないのでユニークなコンテンツになっていると信じています。

第五章ではコーディング面接で出題されるアルゴリズムに関連する基礎的な内容と、技術質問の問題集となっています。問題文と答えは日本語と英語の両方で書かれています。英語面接の役に立つように作成しました。また、質問を答える上での関連リンクなども載せてあるので、より深い知識を得たい場合はリンクを辿ってください。

第六章ではバックエンドエンジニアの面接で出題される技術質問の問題集になっています。問題文と答えは日本語と英語の両方で書かれています。また関連リンクもあります。

第七章ではフロントエンドエンジニアの面接で出題される技術質問の問題集になっています。問題文と答えは日本語と英語の両方で書かれています。また関連リンクもあります。

第八章ではシステムデザインに関しての基礎的な教材を用意しています。システムデザインの面接では、ここにかかれている基礎を理解していなければ実際の面接では厳しい結果となるでしょう。是非活用してください。

第九章では行動面接に関する質問集を用意しました。補助的な内容にはなりますが、行動面接を甘く見ないでちゃんと事前に準備しましょう。

その他のコンテンツ

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InterviewCat - InsideStory InterviewCat | エンジニアストーリー

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レビュワーの方々へのお礼

InterviewCatはGoogle、Amazon、AWS、Indeed、VMware、Woven by Toyota、LINE、PayPay、 Preferred Networksなどに所属する総勢16名のエンジニアの方に事前にレビューして頂きました。@gaijineers、@sakamoto_582だけでは足りなかった視点を彼らの力でInterviewCatをより洗練されたものに改善する事ができました。この場を借りて感謝を申し上げます。

InterviewCatコンテンツ作成パートナーを募集

今後のInterviewCatのロードマップとしては以下のコンテンツを作成を考えています。しかし、私の知識だけではこれらのコンテンツの質を上げる事が難しいので、私と一緒にInterviewCatのコンテンツを作成してくれる方を募集しています。コンテンツを提供して頂いた方には売上に応じて印税をお支払いします（コンテンツ売上 - プラットフォーム手数料 = コンテンツ作成者への報酬）。