ここでは動的コンテンツのCDNでのキャッシュについて話していきます。CDNというと画像や動画、CSS、JavaScriptなどの静的ファイルの配信に使われる印象が強いかもしれません。しかし近年では、APIのレスポンスのような動的コンテンツをCDNでキャッシュすることで、エンドユーザーへのレスポンスタイムを大幅に改善したり、サーバー負荷を軽減する事例が増えてきています。
CDNでの動的コンテンツのキャッシュ
動的コンテンツのキャッシュの仕組みは静的コンテンツと変わりません。ユーザーからのリクエストがCDNに届くと、まずキャッシュに該当レスポンスが存在するか確認します。もしキャッシュが存在すれば、APIサーバーまで到達せずにそのままレスポンスを返します。キャッシュが存在しない場合は、CDNがAPIサーバーへリクエストを転送し、そのレスポンスを取得後キャッシュし、ユーザーに返します。