新卒で某有名企業にて営業職として就職
私が卒業した大学はいわゆるFランです。また学部も経営学部で理系ではなかったです。そして特に大学中に何か大きな功績だったり成し遂げたこと、という事はなくサークルとバイト三昧の毎日でした。なので当然就活が始まった時、どんな仕事をしたいかなど全く思い浮かばず、とりあえず「コミュ力はあるし営業でしょ!」という浅はかな気持ちで、営業職を片っ端から受けていました。当時から何かをやりだすと異常な熱を持つタイプではあったので、就活はFランにしては上手くいき、名前を言えば誰でも知ってるキラキラした会社の営業職に内定をもらいました。
周りと比較することではないですが、それなりに倍率は高かったのでそこから内定をもらえたことはとても誇らしくて、色んな人から「すごい」と内定を得ただけで何かを成し遂げたわけではないのに褒められまくって、「人生楽勝」ぐらいに余裕をこいて調子に乗っていました。
わずか半年足らずで退職
内定者研修や同期との関係、人事からの評価もよく入社後は内定者代表の挨拶なんてものを任されたりしました。そこで何を話したかは忘れてしまったのですが、「この会社での営業ナンバーワンになってみせます」的な大見得を切ったことだけは覚えています。
そしてそのまま本社配属となり営業を実際に始めていくのですが、全く結果を出せず、楽しくもなく、「ああこりゃ営業向いてないわ」など対して営業をしてないのにも関わらず絶望した記憶があります。期待されていたのにだんだん先輩からも放っておかれるようになり、すったもんだあって、半年足らずで逃げるようにしてやめてしまいました。
そこから5年のフリーター生活
新卒で就職した会社を半年で辞めるというのは今の時代でも結構なネガティブな印象がつきそうなものですが、私が新卒だった頃は今以上にあり得ないことでもありました。その後再度就活を行ったのですがどこにも引っかからなかったのを覚えてます。そして食い扶持をつなぐために居酒屋でアルバイトを始めました。それからしばらくして運送業で契約社員として働き始めましたが、そこも1年近くでやめ、とにかく東京で暮らそうと思って知り合いの伝手を辿り、ごみ収集の清掃員の日雇いバイトをしながら一人暮らしを始めました。この仕事はゴミ収集車について回ってひたすらゴミを後ろの荷台に放り込むことが日々の業務です。もちろん生ゴミの匂いは付きまとって、すれ違う人に嫌な顔をされながら働いていました。
この時の私は明確な目標があったわけではなく、何かしらしたいけど何がいいかわからないというふわふわした生活を過ごしていました。
この期間の学びや気づき
振り返ってみると、「色んな職種や価値観の人と仕事をする」という経験はとても貴重でした。特にごみ収集の日雇いアルバイトでは、お笑い芸人の方やミュージシャン、役者の方など普段生活してるとなかなか出会えない方との交流があり、知らない世界の価値観を知る機会だったと思います。
この経験はその時には気づきませんでしたが、今現在とても活かされている経験だと感じてます。例えばエンジニアに限った話ではありませんが、PM、営業、マーケティングの方など職種を超えたコミュニケーションは日々の業務ではとても重要なポイントです。今の職場で評価いただいて気付いたことでしたが、他職種や他部署の事情を想像して慮ることを苦がなくやれていわゆる「潤滑油」的な働きが私の長所となっていました。間違いなくこれはこの期間で多くの価値観に触れて過ごした事で培われたものだと思っています。
なのでキャリアとしてはフリーター生活が5年ほどあって、いわゆる暗黒時代ではありましたが、結果としてはそれを活かす事ができているので、個人的には重要な期間であったと思っています。