「手に職をつけねば」と思いIT企業に
5年間のフリーター生活を続けていくうちに20代も後半に突入し、周りの友人達が少しずつ結婚しだしたりするのを見て、「ああ、もうそろそろ自分もその日暮らしはしていられない」と思い、将来を考えて就職するために動き出しました。その時に考えていたのは以下でした。
この2点を考えた時にただのイメージで「プログラマーってかっこいいよな。IT企業に就職しよう」という浅はかな思いでIT企業に就職することを決めました。
SES企業に就職、ヘルプデスクからキャリアを始める
20代後半で何かプログラムを書いたことがあったわけでもなかったので、まずは未経験で入れる会社をひたすら受けていました。この時は特に戦略とかもなく、実際にどんなスキルが必要でどんな企業が、、などの知識もなく、とにかくIT企業に入ることしか考えていませんでした。そしてなんとか内定を得ることができた企業は規模で言えば2~3万人の従業員を抱える大きいSES企業です。そしてそこですぐに案件が決まり、ITサポートという名のヘルプデスクという仕事からキャリアを始めました。
ヘルプデスクはどんな仕事だったか
あまり詳細に書くと身バレになるので、ぼやかして書きますが、とある中古車販売企業のある部署をITという側面で全てサポートする仕事でした。実際はそこで使用してるCRMがあり、それを開発運用保守をしてるチームと同じ括りにはなっていましたが、私が行っていたのはパソコンの交換だったり、パソコンに何か問題があったときに対応する、という仕事でした。
なので実際はキッティングという作業がメインでした。そして、在庫管理などもしていたため、その部署専用の総務のような位置付けでした。
この仕事からエンジニアに繋がらないと気づく
上記のような仕事を続けていくうちに、「これはエンジニアにつながらないのでは?」と感じるようになります。だからと言ってそこから別の開発ができる案件に入りたいと会社に伝えても当然「未経験が入れる開発案件はない」という回答です。誰しも未経験のときがあるはずなのに未経験が入れる開発案件がないという事に矛盾を感じながらも、実際自分の年齢が20代後半であればどこもそんな年齢の未経験の人間をお金払って教育してくれる所はないというのが現実だと痛感したのを覚えています。
今の現場でエンジニアに繋がるスキルを磨く
であれば今の現場で何かやれることはないか必死に探しました。
思い返してみると以下です。
- ヘルプデスクの記帳業務などをGoogle App Scriptを使って自動化
- 基礎知識がなかったので基本情報処理試験の勉強、合格
Google App Scriptを使って業務の自動化
その現場では資産管理だったり問い合わせ対応があり、その記帳を全てGoogleのスプレッドシートで管理しておりました。ただ色んな人がそのシートを触ったりする中で更新漏れだったり、情報不足などで業務上のマニュアルだけが増えていくみたいな事が増えていました。例えば指差し確認だったり、二人以上でチェックなどのマニュアルです。ただこれはあまりに非効率で私と同僚二人でそれを
Google App Script(以降GAS)で自動化することでマニュアルを減らし、ミスも減らそうと考えて少しずつ自動化を進めていました。
GASを使った経験が重要だったわけではなく、振り返ると業務で実際に発生する業務をプログラムを使って自動化することで、プログラミングの基本的な学習ができたと思っています。
SQLでお客様からのデータ抽出依頼をひたすら実施
この時の現場のお客様からはデータ抽出を依頼されることがしばしばありました。Redashみたいなものはなく、SQLクライアントを使ってデータを抽出する必要があり、ヘルプデスクだった私たちにも権限を付与されていました。実はUPDATE・INSERT・DELETE文を流す事もできる権限をもらっていて、未経験のヘルプデスクに渡す権限としては異常だと気付いたのは数年後の事です。何度かマスターデータの更新なども行なっていて、今考えると大分恐ろしい事だったと思います。同僚が大量のUPDATE文を流して業務が10分ほど一時止まってしまうなどもあり、普通ではできない経験をさせてもらえた現場でした。
基礎知識習得のために基本情報処理試験の勉強、合格
この時私は基本的な知識がほぼなく、日々の先輩との会話でも支障が出ることが多々あり、基礎知識を習得する必要性を感じていました。同僚が受験するという話を聞き私も基本情報処理試験の勉強を始めました。同僚が一発で合格するのを横目に私は3回目でようやく合格、しかもギリギリで合格できたのを覚えています。勉強していても全く意味がわからずで入ってこなく、職場の人からも「エンジニア向いてないんじゃない?」と言われたことを今でも覚えています。
ちょっと脱線しますが向いてるか向いてないかを他人にとやかく言われたことにとてつもなく腹を立てた思い出があります。この時の私はその人には何も言い返せませんでしたが、心の中では「絶対に超えて見返してやる」と強く思っていました。何を持って超えるかは今となっては分かりませんが、こうして今はSWEとして働いてお金を貰えてる以上、その言葉は正しくなかったという事は証明できたので、自分の中では昇華できた思い出です。
話は戻りますが、この勉強を続けていく中で少しずつ基礎知識がついて色んな会話について行けるようになりました。エンジニアの資格不要論はたまに見ますが、私個人としては体系的に知識を網羅するきっかけとなるため、資格試験を通した学習にはとても価値があり、合格することで日々のモチベーションとなると思っていまして、とても価値があると思っています。