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ASUの授業について

卒業要件

卒業要件は簡単にいえば授業10個+うち二つの授業で追加のレポートを提出です。正確にいうと、一つの授業が3単位で卒業に必要な単位数が30です。
また、prerequisitesもあります。以下の授業もしくはそれ相当の授業を学部の時にとっていなければ1年目が終わるまでに追加で取る必要があります。
  • CSE 230 Computer Org/Assemb Lang Prog
  • CSE 310 Data Structures and Algorithms
学部の成績証明書と授業の内容がわかるようなものを提出すれば免除の審査をしてくれます。自分はCSE 310は免除になりましたが、CSE 230は受ける必要があると判断されたので受けました。なので合計で11個の授業を受けました。結果的に学費は$17,000くらいでした。

1年のスケジュール

ASUではSpring, Summer, Fallの3つのタームがあります。それぞれ修士レベルのコースを受けられるのは2, 1, 2回なので1年で合計で5回授業を受けるセッションがあります。1セッションにつき、1授業を受ければ1年で5個、2年で10個授業を受けることになるので2年で卒業できる計算になります。もちろん1セッションにつき2つ以上の授業をとることも可能ですが、相当ハードスケジュールになるので現実的ではないでしょう。1つの授業は大体8週間です。
詳しくは - Academic Calendar | University Registrar Services | ASUをみてください。Fall/SpringはSession AとSession B、SummerはSession Cが授業を受けられるsessionです。

受けた授業

受けた授業について軽くレビューしていきます。基本的に1つの授業につき、週に18~20時間くらい勉強しなさいと言われます。

CSE 598 - Special Topics: Advanced Software Analysis and Design

ソフトウェアのアーキテクチャなどについての授業です。授業の動画はスライドを読み上げているだけだったので途中から見るのをやめました。テストは持ち込みありなのにほぼスライドからの出題だったので簡単でした。
成績のとりやすさ
★★★★☆
授業の難しさ
★★☆☆☆
役に立つか
★★☆☆☆
動画のわかりやすさ
★☆☆☆☆
課題・テストの難しさ
★☆☆☆☆
おすすめ度
★★☆☆☆
必要な時間/週
~5h

CSE 565 - Software Verif/Validation/Test

ソフトウェアテストについての授業です。テストの手法や考え方を学びます。毎週論文や雑誌の記事を読まされますが、あんまりちゃんと読まなくても大丈夫です。プロジェクトもわかりやすいし、授業もわかりやすいし比較的いい授業でした。
成績のとりやすさ
★★★★☆
授業の難しさ
★★★☆☆
役に立つか
★★★☆☆
動画のわかりやすさ
★★★★☆
課題・テストの難しさ
★★☆☆☆
おすすめ度
★★★★☆
必要な時間/週
5~10h

CSE 551 - Foundations of Algorithms

いわゆるDSAの授業です。基本的な考え方から数学的な証明までカバーします。内容自体はかなり役に立つのですが、動画がわかりにくい、クイズの解説もわかりにくいのでかなり苦戦しました。結果的にLeetcodeをやる上で撮ってて良かったとは思いますが、かなり時間を使ったし大変な授業でした。
成績のとりやすさ
★☆☆☆☆
授業の難しさ
★★★★★
役に立つか
★★★★★
動画のわかりやすさ
☆☆☆☆☆
課題・テストの難しさ
★★★★☆
おすすめ度
★★★☆☆
必要な時間/週
20h

CSE 511 - Data Processing at Scale

SQLとApache Sparkなどについて学ぶ授業です。SQLをやったことある人からすれば簡単でしょう。課題はひたすらSQLを書いた記憶があります。可もなく不可もなくと言った感じの授業でした。
成績のとりやすさ
★★★☆☆
授業の難しさ
★★☆☆☆
役に立つか
★★★★☆
動画のわかりやすさ
★★★☆☆
課題・テストの難しさ
★★☆☆☆
おすすめ度
★★★☆☆
必要な時間/週
10h

CSE 566 - Software Proj/Process/Qual Mgt

ソフトウェア開発手法だったり、プロジェクトマネジメント、品質管理などについて学びます。アジャイルだったりかなり近代的なことを教えてくれます。かなりおすすめの授業です。ただ、テストはめちゃくちゃ細かいことを聞いてくるので時間をかけて丸暗記しないと成績が取れないのが残念なポイントでした。
成績のとりやすさ
★☆☆☆☆
授業の難しさ
★★☆☆☆
役に立つか
★★★★★
動画のわかりやすさ
★★★☆☆
課題・テストの難しさ
★★★★☆
おすすめ度
★★★★☆
必要な時間/週
10~20h

CSE 543 - Info Assurance & Security

セキュリティーの授業です。SQLインジェクションやXSSなどについて学びます。ひたすらにCTFをや裏ます。自分はこの授業で初めてCTFをやりましたが、やってるうちにできるようになってきました。時間は結構かかりますが、手を動かす内容なので時間ほどはではなかったです。
成績のとりやすさ
★★★☆☆
授業の難しさ
★★☆☆☆
役に立つか
★★★★☆
動画のわかりやすさ
★★★☆☆
課題・テストの難しさ
★★★★☆
おすすめ度
★★★★☆
必要な時間/週
20~h

CSE 539 - Applied Cryptography

暗号学の授業です。ハッシュや暗号化などについて扱います。数学的なことまで扱います。授業は結構珍紛漢紛でした。全て撮り終えてもなんとなくわかったなーという感じになります。暗号について全く触れてこなかったので受けて良かったなとは思いました。
成績のとりやすさ
★★☆☆☆
授業の難しさ
★★★★☆
役に立つか
★★★★☆
動画のわかりやすさ
★★☆☆☆
課題・テストの難しさ
★★★☆☆
おすすめ度
★★★☆☆
必要な時間/週
15h

CSE 572 - Data Mining

ML系の授業です。自分は全くMLについての知識がなかったので少し苦戦しました。MLのことがわかっている人であればそこまで難しくないと思います。教師あり学習、教師なし学習、クラスタリングなどの基本的なことをやります。
成績のとりやすさ
★★★☆☆
授業の難しさ
★★★☆☆
役に立つか
★★☆☆☆
動画のわかりやすさ
★★★☆☆
課題・テストの難しさ
★★★☆☆
おすすめ度
★★★☆☆
必要な時間/週
15h

CSE 545 - Software Security

これもセキュリティーの授業で、ひたすらCTFをやります。CSE 543を少し難しくした感じです。課題は量が多くて難しいのもありますが、時間をかけて質問しまくれば成績は取れます。
成績のとりやすさ
★★★★★
授業の難しさ
★★★☆☆
役に立つか
★★★★☆
動画のわかりやすさ
★★★☆☆
課題・テストの難しさ
★★★★★
おすすめ度
★★★★☆
必要な時間/週
20~h

CSE 578 - Data Visualization

BI系の授業です。Pythonでデータを可視化する課題をほぼ毎週解きます。正直あんまり楽しくないし、役には立たなそうな感じです。これは唯一取らなくて良かったかなと思った授業でした。
成績のとりやすさ
★★★☆☆
授業の難しさ
★★★☆☆
役に立つか
★☆☆☆☆
動画のわかりやすさ
★★☆☆☆
課題・テストの難しさ
★★☆☆☆
おすすめ度
★☆☆☆☆
必要な時間/週
10h

授業を受けてみて

授業の難しさに関わらず自分の興味のある授業を受けた方がいいなと思いました。あと、アメリカ英語以外の教授の時のストレスがレベチです笑。
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