付録2では、行動面接への準備方法と、具体的な質問とその返答例をいくつか示します。
以下の質問とそれに向けた返答例では、行動面接を念頭に、過去のプロジェクトなどに関した話の組み立て方として有名なSTARメソッド(Situation/状況、Task/課題、Action/行動、Results/結果を順に述べる方法)を用いています。面接の際の大まかなイメージをつかんでください。
行動面接への準備
実際に面接に向けて準備をする際は、以下に示す2通りのアプローチがあります。両者を行き来しながら答えを用意し、スラスラ話せるようになるまで練習をすれば十分でしょう。
- エピソードベースの方法
- 面接で話せるようなエピソードを可能な限り思い出し、スプレッドシートなどに全て書き出す。こうして自分だけの面接用エピソード集を構築する。
- “software engineer behavioral interview questions” などで検索し、想定質問のリストを入手する。
- それぞれの質問ごとに、適切なエピソードを選んでSTARメソッドに沿って回答を用意する。
- 想定質問ベースの方法
- 上記と同様に想定質問のリストを入手する。
- それぞれの質問ごとに、回答で使えるエピソードがなかったか思い出しSTARメソッドに沿って質問に向けた回答を用意する。
- そのエピソードについて、質問に関係のない部分も含めて思い出せることを全てスプレッドシートなどに書き出す。こうして自分だけの面接用エピソード集を構築する