質問リスト(黒塗りあり)
① 年齢(例 20代後半)
30代後半
② 性別
男
③ いつの情報?(例 2023年)
2022年
④ 現在の職種と仕事内容(特定されない程度にざっくり)
Webアプリケーションエンジニア(バックエンドを中心にマネジメント、フロントエンド、インフラ幅広く)
⑤ 人生で一番高かった時の年収と現年収
人生で一番高かった時: ███万円(給与のみ)
現年収: ███万円
⑥ 月残業時間
20時間程度
⑦ どの会社の情報を提供していただけますか?
██████、███、███、██████、█████などのベンチャー企業のどれか
⑧ これまでの年収推移を教えてください
1年目: 350万
2年目: 350万
6年目: 650万
9年目: 900万
⑨ スタートアップ上場で億り人になったとの事ですが、当時のいくら儲かったのか内訳を教えてください
税制適格SO:(税引き後)█億円(██████████████████████████████████████████)
信託SO:(税引き後)███万円
⑩ 億り人になってから行った贅沢を3つ上げてください
- ████████████した
- 新車を現金一括で購入した
- お金の使い方は大きく変わっておらず、残りは███████
⑪ スタートアップドリームで億り人になって感じた事共有したい事があれば教えてください
████████████████████████████ができました。たとえば███████████████████████████████████しやすい環境にはなったと思います。
しかし、それ以外はお金の使い方含めて大きな変化はありません。子供もいて今後お金が必要なときは必ずくるので、必要な時に使えるように備えています。
また引退に必要な資産ですが、保守的に█%で運用できれば、█億で年███万なので、生活できるレベルかなと思ってます。
会社が株価上がるのを期待するのと、複利での運用、今の報酬の一部を投資に回すことで達成できたらなとと思ってます。達成しても仕事は楽しいので辞めないと思いますが、より純粋にやりたい仕事を選ぶかなと思います。
⑫ 当時スタートアップで働いていて、勝ちを確信した時の事を教えてください
上場準備をしていることは知っていましたが、███████████いて、████████ました。上場は売上や利益だけでなく、内部統制も求められるので、そこがうまくいくかどうかはエンジニアの立場からはわかりません。█████████████はなかったです。また、上場してからも███████していたので、██████████████と思ってましたが、█████████████████████のような形になり、そのタイミングで売却できたのでとても運が良かったです(█████████████████████████████████████████████████)。
⑬ スタートアップでの苦労話を3つ教えてください
- トップがむちゃな案件をもってくることもあるので、クライアントと握ったスケジュールに合うように開発をする必要がありました。株があったので、自分の会社という意識もあり、サビ残もしてました。
- 自分は実装が早かったので開発と開発のマネジメントが仕事の中心でしたが、█████ができないケースがあり、困った時は直で社長に相談してたりしました。上場にむけて経営者が事業部長を兼ねれないなどがあり、当時は█████████████████になる人がいて、現場は困っていました。
- CEOからのプレッシャーは強く、全社チャットでハードワークを推奨するなどがありました。CEO直轄で働いていた時期もあったのでそのときのプレッシャーはすごかったです。
⑭ 今は違う会社で働いているとの事ですが、何故辞めたのでしょうか?
短い人生なので、別の業界を経験してみたかったのが一つ。
前述の通りCEOがハードワークを求めることもあり、家庭を持ってからはもう少し落ち着いて仕事をしたいと思ったからというのがもう一つです。
⑮ 億り人になってなお、今普通にまた会社員エンジニアをやっている理由を教えてください
例えば██████████████████████████████████████████████████████ではなく正社員でないとできません。実装だけすれば良いのではなく、ビジネス面を含めて携わること、インフラ、バックエンド、フロント、マネジメントと幅広く携わるには正社員が良いと思ったからです。
また、████████████になれる自信はありますが、ベンチャー企業の経験が長かったので、大きな組織の中で働くことも興味がありました。
独身の時は副業していた時期もありましたが、基本は社会保障等を考えると正社員+副業がいいのではないかと思います。
⑯ スタートアップが生き残るのに重要な事を3つ教えてください
スピード
開発速度は当然のこととして、各レイヤーでの意思決定の速度、営業の速度など、大企業や後発が追いついてこれない速度でビジネスを進めていくことが大切だと思います。
██████████████
████████████████████████████████████は入ってきません。████████████████████████████████████おくとバランスが取れると思います。
代表の情熱
代表が情熱的であるか。カリスマ的であるか。資金調達のしやすさに関わってきます。また、従業員としても、代表の話を聞いてモチベーションがあがります。どうしても上場したいという思いがないと上場は難しいのではないでしょうか。
⑰ スタートアップに入る上でこれだけは確認しておけという事があれば教えてください
スタートアップに限らずですが、会社を選ぶときはやりたいことや経験したいと思っていることが複数ある会社を選ぶと良いと思います。私の場合、エンジニア経験、業界へ携われること、あわよくば上場してキャピタルゲインを得ること、の3つでした。
あとは、一緒に働くメンバーと馬が合うか。最初はCEOと働くことは少ないと思うので日々コミュニケーションをとる人が一緒にやっていけるかが重要だと思います。私の場合、前述の通り上長に対する課題感はありましたが、同僚には非常に恵まれました。
また、スタートアップは失敗することも多いので、█████████████████████████ば良いです(█████████████当たりました)。入社するとその会社の██████████████ことができます。その会社が████████████████████████████力をつけてください。そのためには███████、████、████なども含めて幅広く勉強する必要があるのではないかと思います(あまり考えずうまくいく人もいますが)。
⑱ 世の中にぶちまけたい事があればなんでも
両親が会社を経営しており、小さい頃は浮き沈みは激しかったと思います。その結果、兄は公務員になり安定を求め、私は上場でなるべく早くキャッシュを得るという選択をしました。どう生きるかというのはどうお金を稼ぐかということに直結すると思います。人それぞれ自分に合ったお金の稼ぎ方があると思います。それをなるべく早く見つけた人が人生を有意義に過ごせるのではないかと思います。
⑲ エンジニアならこの本オススメ!と言える三冊を教えてください
- 達人プログラマー
- 孫正義300年王国への野望
- 三枝 匡 ザ・会社改造
⑳ 信託SOへの課税など一時期話題になっていましたが、サカモトはそこまでスタートアップの株について知らないので、税制適格SOと信託SOの違いや、そこにかかる税金について教えてください
SOが実際にお金になるまでは、ストックオプションの権利を行使する(お金を会社に払い込んで(金額A)、証券会社の口座に株を入れてもらう)→通常の株と同じ様に株式市場で売却(株式譲渡。売却金額B)することで、売却金額B - 金額Aが利益になります。
税制適格SOの場合、SOの権利行使時には課税は発生せず、売却時に課税されます。(すなわち、利益(=売却金額B - 金額A)の20.315%が税金)
一方で、信託SOの場合、今年の国税庁の見解の発表によって、SOの権利行使時にも売却時にも課税が発生されます。詳細はこちらの記事が詳しいです。したがって、同じ株式数でもSOを付与された人の経済的利益は税制適格SOの方が大きいです。
税制適格SOの場合、発行できる条件が厳しいのと、比較的初期に参画していないと利益は少ないです。一方信託SOの場合は上場前の株価が低いときにストックオプションをプールしておき(民事信託する)、プールされたSOを適宜従業員等に付与します。そのため、上場後においても(企業価値が高くなった状態でも)株価が低い時の金額で行使できます。従来は、信託SOでも税制適格SOと同じ課税タイミングで運用されており、経済的メリットが税制適格SOと信託SOで変わらなかったのですが、今年の国税庁の見解でそうではないということが明確になりました。
※この辺の話は、この辺りの一般的な外部記事の方が詳しいのと私の説明が間違っている可能性もあるので、表に出さなくてもいいかなと思います。
個人的には税制度の複雑さが諸悪の根源であり、国にはもっと制度のシンプル化を期待したいです。
㉑ キャピタルゲインで得た資産の運用方法について教えてください
基本的に███████████で運用しています。██であれば██████ができるのと、█████████████████████であることからそうしています。ただ、時間的な分散もしていきたいので、まだ全てを運用できているわけではありません。
同僚の中には██████をしている人もいますが、████████████████████████████なため、█で運用しています(████████████████████████ことがほとんど)。
ここで記載するほどの話ではありませんが、投資の方法は、██████の3つですが、████に関しては前述の通り向いてなさそう、█████████なのでよろしくない、████████をやったこともありますが、それを専業としようとしているわけではないので、████████████████で運用しています。
㉒ 最後に、スタートアップで働こうとする方の背中を押すアドバイスをお願いします
私は未経験でIT業界に入りました。社会人になってからSIerでITの基礎を学びベンチャー企業やスタートアップに転職しましたが、日本は未経験でもITエンジニアとして活躍できる土壌があると思います。特に実力に自信がない若手の方は積極的にベンチャーやスタートアップで経験を積むのが良いと思います。スタートアップは最初は高い給与はだせないかもしれませんが、高くない給与水準でも家庭がなければ生活できますし、スタートアップはどこも人手不足なので、仕事を任せてもらえます。また人が少ないので幅広く経験することができるのも良いです。バックエンド、フロントエンド、インフラ、マネジメント様々な領域を早めに経験して、自分の得意領域を見極め、そこを中心にさらに深めていくことで、IT業界内での自分の生き方を確立していくと自ずと給与も上がっていくのではないでしょうか。
最後に、スタートアップにいるときに若手や未経験の方の面接も担当していたので、そちらに関しても簡単に記載します。スタートアップでは成功するためには一定のハードワークが求められるので、エネルギッシュな若手エンジニアを欲しています。未経験のエンジニアも採用してきましたが、まず面接に辿り着くためには、████████としておくことと、██████████████ことです。██████████というものではなく、███████████████████████████████████しましたというストーリーがあると、ビジネスサイドの理解力もある可能性があるなと感じられます。面接では████████████████████████があるので、████████████████████████に準備すると良いと思います。スタートアップに関しては、ITの基礎的な部分に加え、ビジネスサイドが実現したいことつぶさに理解して、素早く実現する(品質も当然)ことが求められます。また、コーディング試験がある会社に関しては、限られた時間のもとで行うのでプレッシャーもあると思いますが、コードをたくさんかいてきていれば大抵落ち着いて突破できるものです。加えて、未経験や、大学が情報系ではない場合は、実際にジョインしたあとに会話ができるように基本情報処理ぐらいは取得しておくと良いでしょう。若手エンジニアを何名かみてきて、伸びる人と伸びない人それぞれいましたが、未経験でもしっかりと資格などで基礎をつけている人の伸びの方が大きかったです。とくに若手・未経験の場合は資格取得はおすすめです。
私の場合、未経験でSIerに入ってITを学び、スタートアップに転職して一定の資産を築くことができました。未経験でもこのくらいは可能性があるという一例ではないかと思います。未経験の方は研修が手厚い日本企業も利用しながらキャリアを描いていくと良いのではないかと思います。
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