PayPay・PayPayカードのソフトウェアエンジニア面接対策
PayPayは日本で最も使われているQRペイメントサービスです。PayPayは、インド最大の電子決済サービスPaytmが持つインドでの実績と技術を参考に、ソフトバンクとヤフーの合弁会社として日本に設立されました。
この成り立ちもあってか当初からグローバル意識が高い企業であり、多数の外国人エンジニアを採用しておりグローバルチームを形成しています。1,000TPS以上決済サービスであり、Product BlogRustで進化するPayPayのスケーラビリティにあるように、日本でこれ以上のスケーラビリティが必要とされる企業はそう多くありません。グローバル + スケーラビリティというInterviewCatがオススメするエンジニアの成長環境がそろっています。
この記事では、PayPay・PayPayカードの面接プロセスについて解説していきます。内容は採用ページの募集ポジションから得られる情報、PayPay・PayPayカードを中途採用面接を受けた方へインタビューした内容をもとに作成しています。
注意点としては、この記事にかかれている内容はPayPay・PayPayカードのの公式見解ではありません。評価基準などもあくまで想像で書いたものであり、また、載せてある問題例に関しても、実際にPayPay・PayPayカードの面接で聞かれた質問ではないことをご注意ください。
面接プロセス
PayPayの採用プロセスもグローバル水準に沿ったものであり、所謂ビックテックのような構造化面接スタイルに合わせて、技術知識の深さを問うクイズ形式の質問も行っています。また、PayPayとPayPayカードで採用プロセスは変わるのでご注意ください。
PayPayの場合は
- 書類選考
- コーディングテスト
- 1次面接(スクリーニング)
- 3 ~ 4回のインタビューループ(技術面接、行動面接・経歴の深掘り)
- 最終面接(行動面接+HR面接)
PayPayカードの場合は
- 書類選考
- コーディングテスト
- 技術面接(コーディング、技術質問、システムデザイン、行動面接・経歴の深掘り)
- 最終面接(行動面接+HR面接)
書類選考
通常のWebアプリケーションでは経験できないような高パフォーマンス、スケーラビリティが求められているシステム開発をしているチームが数多いです。Kafkaなどを活用したイベントドリブンアーキテクチャを各所で採用しており、大規模かつ高信頼な分散システムの開発を行うことができます。単にツールの使い方をマスターしているエンジニアではなく、基礎技術に確かな基盤があるエンジニアが評価されやすいです。詳しい技術スタックはProduct Blogシステムについてに公開されています。
学歴にコンピュータサイエンスのバックグラウンドがあるとよいですが、ない場合は競技プログラミングなどに取り組んで一定の成果(茶〜緑色レベル)があるとレジュメに書いておくとよいでしょう。
Java(Spring Boot)が会社として主に採用されているプログラミング言語です。Javaは必須ではないですが、静的型付けのオブジェクト指向言語の経験がこれまであれば書類選考が通りやすくなります。さらに、高トラフィック環境におけるサーバーアプリケーション、イベントドリブンアーキテクチャ、データベースの設計、開発経験などがあると更に望ましいです。
加えて、グローバルな環境のためビジネス英語力を持っている方はプラス評価です。しかし、日本語オンリーのチームもあるため必須ではないです。
コーディングテスト
書類選考が通れば、コーディングテストです。数問解くことになりますが、アルゴリズムの問題が予想されます。またPayPayカードのコーディングテストの場合はJavaもしくはKotlinでの実施が必要なため、Javaを業務で使っていない方は予め準備しておきましょう。
アルゴリズムの問題はLeetCodeで30問Easy~Mediumの問題を解いておくとよいでしょう。何を解けばよいか分からない方は↓の2つの問題集からやりましょう。
コーディング面接
PayPayのループ面接でLeetCode系の問題、もしくはPayPayカードの技術面接の一部として実施されます。対策としてはコーディングテストのようにLeetCodeのEasy~Mediumの問題を解くことをオススメします。
基本的な流れとしては
- 面接官に質問し問題を理解する
- 解法のアルゴリズムを説明する(時間計算量など)
- コードを書く
- いくつかテストケースを当てはめて検証する
- フォローアップの質問に対応する
詳しく知りたい方はコーディング面接対策教材のCoding InterviewCatをご購入ください。
技術質問
技術の理解度確認として一問一答の問題を出題されます。例えば、
- ブラウザでURLを開くとき何が起きていますか?
- スロークエリが発生した時にどう対応するか
- 分散システムのメリットとデメリットや補償トランザクションについて教えて下さい
- ガーベッジコレクションの仕組みを教えて下さい
- 抽象クラスとインターフェイスの使い分けを教えて下さい
など様々な範囲から出題されます。基本的にはプログラミング言語、ネットワーク、データベース、分散システムを抑えておけば大凡回答できる可能性が高いです。単に答えられるだけでなく深いところまで答えられる方は評価が高くなります。
また、受けているポジション的にJavaが必須で、あなたにJavaの経験がある場合、Java特有の質問「Javaのガーベッジコレクションの仕組みを教えて下さい」「Javaの抽象クラスとインターフェイスの使い分けを教えて下さい」などを答えられる準備をしましょう。
システムデザイン
システムデザイン面接ではリアル世界のソフトウェアシステムの設計を面接の場で議論していきます。問題の例としては
- リアルタイムチャット(LINE)
- ソーシャルメディア(Twitter/X)
- ファイル共有サービス(Dropbox)
などが出されます。
PayPayカードの場合は技術面接を丸ごとシステムデザイン面接で時間を使うわけではなく、面接の一部として実施される可能性があります。例えば、データモデリングとシステムインターフェースに関する議論のみだけ行うなど時間内にフォーカスできるところを議論します。
詳しく知りたい方はシステムデザイン面接対策教材のSystemDesign InterviewCatをご購入ください。
行動面接、経歴の深掘り
これまでの経歴や経験に関する質問をしてPayPay・PayPayカードが求める行動指針に沿っているか?技術的な経験は水準に達しているかを評価していきます。
技術的な側面では、技術選定において論理的な説明ができるかどうかが大切です。「なぜその技術を選んだのか?」を明確にし、その背後にある仕組みや代替案との比較を含めて説明できるようにしておきましょう。例えば、あるプロジェクトでDynamoDBをデータベースを採用した場合、「なぜPostgreSQLなどのリレーショナルデータベースではなくDynamoDBを選んだのか?」といった質問に答えられるよう準備しておくとよいでしょう。
求める行動指針に関しては、PayPay 5 sensesを見て、このソフトスキルを持っていることを証明する過去のエピソードを探して面接で披露しましょう。例えば、”SPEED is our bet on the market”に対しては、完璧を求めてリリースするより、市場へ投下することで成功したエピソードを話し、”Be Sincere To be Professional”に対しては、自分で何か提案を行いそれを結果が出るまで成し遂げた経験を話しましょう。
PayPayとPayPayカードについて
2025年8月30日現在ではPayPayは残念ながら採用凍結しています。求人の復活は待ちたいところですが、代わりにPayPayカードは採用活発であり多数ポジションオープンなので、PayPayを狙いたい場合はこちらを現状受けるのが現状オススメです。採用プロセスもPayPayより短く、ハードルは低めです。それでいて給与に関しては本体と変わらないため、オススメな転職先となっています。
まとめ
今回はPayPay・PayPayカードのソフトウェアエンジニア面接に関する情報を紹介しました。しかし、今回紹介したいずれかのパターンである確率は高いため、それぞれ出ても大丈夫なように準備しておきましょう。
特にシステムデザイン面接やコーディング面接の経験がない方は、一度模擬面接を受けることをオススメします。InterviewCatではPayPay・PayPayカードに限らず、メガベンチャーの面接対策のサポートを無料で行っています。希望であればシステムデザイン面接やコーディング面接に特化した練習も可能です。
興味のある方は下の応募フォームから連絡してください。
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著者について
サカモト。某外資ITで働くシニアソフトウェアエンジニア。ビックテック・メガベンなどのトップのテック企業へ入社するためのキャリア論と面接対策情報を発信。
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