外資ITの非開発職エンジニアの技術力について
これを読んでいる皆さんはほぼエンジニアでしょうから、技術力についてはよく考えることがあると思います。どんなIT企業でも同じですが、技術力は非常に大事です。しかし、外資IT企業においては技術力は非常に大事な要素であることに変わりはないものの、それ以外のスキル(コミュニケーションスキルなど、いわゆるソフトスキル)も同様に重要です。
技術力×ソフトスキル=市場価値
技術力については、「どんなスキルを伸ばせば良いか」「どんな技術を勉強すれば良いか」といった質問をされることがありますが、一言で答えるならば、私は「基礎的な技術の理解を完璧にしろ」と答えると思います。面接の章でも話しますが、技術的な観点から受かる・受からないの分岐点を述べるとするならば、「基礎力の違い」ではないかと思います。
私の周囲にいる外資IT企業のエンジニアや、面接で高評価を得る候補者を見ても、ほぼ全ての人が基礎的な技術力に秀でています。基礎力については、一回身につけておけば応用が利くものが多いですし、複数の会社にわたって様々な製品を扱うことになるであろう外資IT企業のエンジニアにおいて、応用の効くスキルは非常に重要です。
皆さんは以下のようなことは思い当たらないでしょうか。もし思い当たるのであれば今からでも一つずつクリアにしておくことをお勧めします。
- コマンドや各種インターフェースを通して頻繁に操作行うが、実際に背後でどういった動作が行われているか詳細に理解できていない(OSやミドルウェアなど)
- ある単語を大体は理解しており、業務でも使っているが、詳細な定義は説明できない(OSの機能や、ネットワーキングプロトコルなど)
- 自分の業務には直接関係ない技術だが、理解をすると全体の理解度が高まるもの(自分が管理しているインフラの上で稼働しているソフトウェアやミドルウェアなど)